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消費税複数税率適用と細かすぎるお土産の依頼 12月12日

消費税の軽減税率が大きな話題を集めていますが、我々税理士にとっては複数税率適用自体が画期的なニュースで、税の専門家としてテンションが上がっております。とくに、消費税は私も好きな税法ですので、(税理士試験受験時代の消費税の先生が、「消費税は一番新しい税法だから一番理論的でわかりやすい」と仰っていました)「ついにきたか!」という感じです。

なぜ、「ついにきたか!」というと、日本の消費税の申告方式が、帳簿方式というやつで簡単に言いますと単一税率しか対応しにくい方式のため、複数税率になるとインボイス方式に変えざるを得ないという実務としての歴史的変化を意味するわけです。これが2017年の適用検討とかでしたので、消費税導入以来実に20年越しの悲願?達成かもしれないですね。しかも、実はインボイスは欧米や中国では導入されており、日本の申告方式の方がガラパゴスだったということになります。携帯だけでなく、税法もガラパゴスな日本!それはそれで独自性があって宜しいのではと思います。

別の話題で、知り合いからいただいたニュースで、「最近の爆買中国人のお土産の依頼(中国から旅行に来る人が、別の行かない中国人から買ってきてと依頼を受けるパターンです)の注文が細かすぎる」というものがあり、おおいに笑いました。これは駐在したことのある日本人の方なら経験があるのではないでしょうか?ネットで調べてやたら細かい注文をしてきて、しかも情報が若干古いので店で苦労するというパターンです。消費の現象としては、一点大量買いから、多品種少量買いに爆買いも変化してきているという記事でした。お買い物を頼まれている皆様、ご苦労様でございます。