日中税務会計のエキスパート  森村国際会計事務所・国際行政書士事務所 中日税务会计的专家 森村国际会计事务所・国际行政书士事务所 chinese and japanese tax and accounting expert morimura international accounting and administrative scrivener's office

2022年11月号 日本⇔マレーシアの入国アプリの登録方法 (2022年10月時点)

日本⇔マレーシアの入国アプリの登録方法

(2022年10月時点)

(3回目ワクチンの効果を実感?)

2022年 11月

2022年10月から日本の入国手続きが緩和され、日本からもかなり海外に行きやすくなりました。私もとりあえず行ってみようということで、10月末にマレーシアへ行ってきたのですが、日本とマレーシア間を往復するという行程の場合、①マレーシア入国時までにマレーシアのコロナ健康アプリの入力、②日本帰国便搭乗時までに日本の入国アプリの入力と帰国時のアプリの審査という手続きが必要になります。そこで今回はそちらの手続きについて解説します。

 

1.出発点はワクチン接種証明書アプリ マイナンバーカードが久しぶりに活躍

まず、今回の行程の場合、アプリは3つ必要になります。そのうち、最初の出発点は日本のワクチン接種アプリになります。これは、マレーシアのアプリでも日本の入国アプリでも使うものになりますので、最初にセッティングをする必要があります。アプリをダウンロードして、次にマイナンバーカードを読み込んで必要情報を入力するとワクチン接種証明書が完成します。なお、マイナンバーカードを読み込むとワクチン情報が自動で入力されるようになっており、「マイナンバーカードが久しぶりに役に立ってくれたなあ~」という気分になります。

2.日本の入国アプリ(検疫手続き(ファストトラック))アプリ ワクチン3回接種しているとここは確かに楽

次に、日本の入国アプリをセッティングします。これは、パスポート、1のワクチン証明書をアップロードして、入出国日、入出国航空機の便名、座席番号の情報をいれ、アンケートに答えていくと完成します。完成すると画面が青くなり、ワクチン3回接種をしていると画面を見せるだけで日本の再入国時のコロナ検疫手続きを通過できることになります。なお、このアプリは必須で、帰国便の搭乗手続きの際にもチェックされます。また、日本の空港に着いたらわかりますが、かなり大騒ぎをしてチェックをしていますので(日本の空港にいくとゼッケンをつけた日本人と在日外国人の方混合の臨時と思われる検疫担当スタッフの方の集団が多種多様な言語で、案内をさけびまくっていて、なぜかお祭り騒ぎのようになっています)、必ず準備をしておく必要があります。

 

3.マレーシアのアプリ「MySejahtera」の登録 マレーシア政府観光局のページがわかりやすいです

最後にマレーシアの健康アプリである「MySejahtera」というものをセッティングします。これは出発前7日以内にセッティングしておかなければならないことになっています。言語はマレー語と英語等が選べるようですが、日本人は通常英語で登録していくことになるかと思います。マレーシア政府観光局に登録の仕方を日本語で解説してくれているページがありますので、そちらがわかりやすいかと思います。なお、こちらも1のワクチン接種証明書をアップロードし、ワクチンの種類、接種日などは手打ちで入力していく必要があります。なお、これは現地で提示を求められる場合があるとのことでしたが、私の滞在中は提示を求められることはありませんでした。ただ、ルール上はやることになっていますので、やっておいた方が安心です。外国では外国人は現地の法令順守が鉄則ですので。

 

4.よければついでにGRABも。東南アジアはGRABでGO!

 あと、蛇足ですが配車アプリのGRABもついでにセッティングしておくと便利かもしれません。東南アジアはGRABがかなり普及しており、私もマレーシアでGRABと普通のタクシー両方使ってみましたが、残念ながらタクシーの方がリスクのある乗り物という感じがいたしました。また、GRABはネットがつながっていなければ当然使えませんが、マレーシアはある程度の施設だとだいたいパスワード不要の公共無料WIFIが飛んでいましたので、それを利用してGRABを使うことができました。なお、余談ですがマレーシアは多民族国家で、運転手さんも華人系、マレー系、インド系と多種多様、話し好きな人も多いようですので英語、中国語を使って運転手さんに現地事情を聞きながら国際交流を楽しむのも面白いかと思います。