中国現地法人経営において、私も税理士ですので、よく税務、会計に関する質問を頂戴します。もちろん、税務、会計も重要なのですが、そのほかビジネスをおこなう上で理解しておきたいのは、外貨管理や法人の経営範囲、発行できる発票といった論点です。このあたりの論点が日本ではほぼ問題になることはありませんので、日系企業はどうしても見落としがちですが、このあたりの確認が不十分だと実務で機能せず、立ち往生することも少なくありません。論点を横串で確認し、総合的にスキーム検討をおこなう必要があります。そのために各論点のポイントをおさえておきたいところです。